フルマネージドSFTPのメリットまとめ
SFTPは、主に組織間でファイルを安全に保存・共有するために使用されるファイル転送プロトコルです。フルマネージドSFTPは、SFTPサーバーのセットアップや定期的なメンテナンスの手間を省きながら、SFTPの利点を提供するクラウドベースのサービスです。ユーザーはサインアップするだけで、その製品のメリットを活用することができます。この「メリット」とは何でしょうか?本記事で詳しく見ていきましょう。
インスタントSFTP
フルマネージドSFTP(別名:ホスト型SFTP)は、SFTPをサービスとして提供し、面倒な設定作業は不要です。これは、クライアントとサーバー間のすべてのデータと通信の暗号化を保証することを意味します。このモデルは、SFTPサーバーのセットアップやメンテナンスに費やす膨大な時間を節約できる、フルマネージドSFTPの中核を担うものと言えます。
カスタマイズとセキュリティ
ホスト型SFTPサービスは、設定可能なファイアウォールがあります。フルマネージドSFTPでは、転送されたファイルは指定されたユーザーとIPからのみアクセス可能です。特に指定がない限り、あらゆるデバイスや場所からアクセスできるのが特徴です。
通常、フルマネージドSFTPは静止時にファイルを暗号化するオプションをユーザーに提供します。これは、ファイルが転送されている間だけでなく、使用されていないときも暗号化されるため、セキュリティ侵害から保存データを保護するのです。静止時の暗号化で強化し、盲点を補うことでSFTPの信頼性をさらに高めることができます。
また、ホスティングされたSFTPはすべてのファイルアクティビティの詳細な記録を保持し、ユーザーにデータの全体像を提供します。
オートメーション(自動化)
SFTP To GoのようなSFTPサービスには、SFTPプロセスを自動化するために APIとWebフック通知を利用しているものもあります。これは貴重な時間の節約になるだけでなく、SFTPストレージの他のアプリとの統合もできるようになります。
スケーラビリティと動的ストレージ
クラウドベースの SFTPソリューションは、ユーザーのニーズに応じてストレージやディスクの容量を増減できます。このため、ユーザーは自分のハードウェアの限界を大幅に超えることができ、すでに使わなくなった機器の維持に多額の費用をかけることなく、柔軟で費用対効果の高いサービスを利用することができます。
ビジネス継続性
SFTPのサービスでは通常、顧客に代わってバックアップを行いますが、SFTP To Goでは各ファイルの複数のバージョンを保存するFile Versioning を提供します。さらに、SFTP To Goは、耐久性、可用性、拡張性の高いストレージであるAmazon S3を使用して、データセンター間でデータを分散します。このような対策により、データは安全に保管されるのです。
SFTP To Goはもうお試しになりましたか?
SFTP To GoはフルマネージドSFTPサービスです。本記事に記載されているすべての機能と、驚くほど簡単なワンクリックでのセットアップなど、それ以上の機能を提供します。SFTPサービスのご利用を検討されている方は、ぜひ当社のSFTPサービスをぜひお試しください。
ご自身でセットアップするのを検討中の方は、こちらのDIY SFTPとフルマネージド SFTPの比較記事もぜひご覧ください。
写真提供:Alex Suprun - Unsplash